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2019.08.19コラム
vol.01 女性のからだと女性ホルモン
女性のからだは、女性ホルモンにコントロールされているって、ご存知ですか?
女性のからだと女性ホルモンの関係を知ると、今までがまんしていた不調をやわらげたり、解消したりできるはずです。
女性ホルモンのいちばんの役割は、月経を起こすこと。妊娠を助け、それを維持することです。
女性ホルモンには、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)があり、この2つのホルモンの働きによって、約28日周期の月経サイクルが生まれ、妊娠するための準備がくり返されています。
でも、女性ホルモンの働き、それだけではありません。エストロゲンには、女性らしいからだを作ったり、健康を保つための重要な働きがあります。
一方、妊娠のホルモンといわれるプロゲステロンには、妊娠にそなえて体内に水分や栄養をたくわえる働きや、イライラや憂うつを起こす働きなどがあります。
女性ホルモンには、女性にとってうれしい働きもあれば、そうでない働きもあることを覚えておきましょう。
エストロゲンのはたらき
女性らしさを作るホルモン | |
– 肌の潤いを保つ | – 髪をツヤツヤにする |
– 気持ちを明るくする | – 記憶力を高める |
– 骨を強くする | – 血管を強くする |
– 善玉コレステロールを増やし、悪玉を減らす | – 代謝を促す、肥満を予防する |
プロゲステロンのはたらき
妊娠にかかわるホルモン | |
– 子宮内膜や子宮筋のはたらきを調節する | – 乳腺を発育させる |
– 血糖値を正常にする | – 体内の水分量を整える |
– 利尿作用がある | – 食欲を促す |
– 眠くなる | – イライラする、憂うつになる |
女性ホルモンのエストロゲンとプロゲステロンは、月経周期の一定リズムで分泌量が大きく変化します。その変化にあわせて、女性のからだや心の状態も大きく変わります。そのため、エストロゲンの分泌量が多い排卵前は、からだも心も絶好調ですが、プロゲステロンの分泌量が多い月経前は、からだも心も絶不調になります。つまり、女性のからだや心の不調は、女性ホルモンの変化によって起こっている場合が多いのです。
ホルモンバランスの乱れも、からだや心にさまざまな不調を引き起こします。月経痛がひどい、月経周期が不順などの月経トラブルがあれば、ホルモンバランスが乱れている可能性大です。生活習慣を見直し、それでも月経トラブルがつづくときは、病気が潜んでいることも。一度、婦人科へ相談しましょう。
女性ホルモンの変化のリズムがわかると、いつごろ絶不調期がくるのかなどがわかり、事前に不調を緩和するなどの対策がとれます。また、不調にみまわれても、不安になったりせずにすみます。
女性ホルモンの変化のリズムは、基礎体温を測ることでわかります。基礎体温には、女性が健康にイキイキと暮らすための情報がいっぱい。妊娠したい人や避妊したい人だけが測るものではないのです。
規則正しい生活も心がけ、ホルモンバランスの乱れを予防・改善しましょう。ホルモンバランスの乱れを放置すると、深刻な事態をまねくことも。規則正しい食生活や適度な運動、こまめなストレス解消、十分な睡眠などの中で、ムリなくできそうなことからはじめてみましょう。
基礎体温を測るメリット
妊娠にかかわるホルモン |
– 排卵日がわかる。 |
– 次の月経がいつくるか予測できる。 |
– からだや心に不調の起こりやすい時期が予測できる。 |
– 月経が不規則になると、すぐに気がつく。 |
– 月経以外に出血があるときは、その時期がはっきりする。 |
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女性のからだと女性ホルモン
vol.01 女性のからだと女性ホルモン
vol.02 月経前症候群(PMS)
vol.03 月経トラブル
vol.04 子宮の病気
vol.05 不正出血・おりものの異常
vol.06 子宮頸がん
vol.07 乳がん
不調解消ケア
vol.01 肩こり
vol.02 冷え・むくみ
vol.03 肌荒れ
vol.04 便秘
vol.05 目の疲れ
vol.06 ストレス