女性の健康 女性のからだとホルモン

vol.5 不正出血・おりものの異常

不正出血やおりものの異常は、病気のサインかもしれません。日頃から不正出血やおりものについて正しい知識をもっておき、不正出血やおりものの異常がみられたときは、すぐに婦人科を受診しましょう。

不正出血は少量でも無視してはダメ

不正出血は、周期的な月経時以外に性器から出血すること。大量の鮮血が出るような出血はもちろんのこと、おりものに少量の血が混ざっているような出血も、不正出血です。
不正出血には、膣や子宮、卵巣などに何らかの病気があって起こる「器質性出血」や、病的な原因がなく、ホルモンバランスの乱れによって起こる「機能性出血」などがあります。このほか、排卵前後の数日間に少量の出血がみられたり(中間期出血)、受精卵の着床にともなって少量の出血がみられたり(着床出血)、性交のあと膣の一部が傷つき、少量の出血がみられるなどの、心配のない不正出血もあります。ただし、自己判断は禁物。不正出血はすべて「異常」と考え、出血の量や回数、ほかの症状の有無にかかわらず、一度でも不正出血があればすぐに婦人科で診てもらいましょう。基礎体温表をつけている場合は、持参しましょう。

不正出血の種類
■器質性出血
膣や子宮、卵巣などに何らかの病気があって起こる出血。代表的な病気は、子宮膣びらん、子宮頸管ポリープ、子宮頸がん、子宮体がんなど。

■機能性出血
病的な原因がなく、ホルモンバランスの乱れで起こる出血。ホルモンバランスが不安定な思春期や更年期に多くみられる。

■その他の出血
排卵前後の数日間に起こる出血、受精卵の着床(妊娠)によって起こる出血、性交のあと膣の一部が傷ついたことによる出血など。
まず、排卵の有無を調べる。
基礎体温表を見ればわかるが一度婦人科で調べてもらおう。

こんな出血には注意を
妊娠しているかも

流産や切迫流産の危険性があるため、病院ではまず妊娠の有無を確認する。子宮外妊娠などの可能性も。

性交後に出血

子宮膣部に腫瘍性の病気がある可能性が。子宮膣びらんや子宮頸管ポリープ、子宮頸がんなどが疑われる。

月経が10日以上つづく

いつもどおりきた月経でも、10日以上つづけば不正出血。一時的なホルモンバランスの乱れでも治療は必要。


おりものは量やにおいが変化したら異常のサイン

おりものは、女性の性器のいろいろな部分から出る分泌物の集まり。体にとって欠かせない存在で、膣の粘膜を潤し、膣内を酸性にして、外から雑菌が入り込むのを防いでいます。また、受精を促すはたらきもあります。
健康なおりものは、一般的に乳白色で、少しすっぱいにおいがします。ただし、おりものの状態や量は人によって違い、月経周期や年齢によっても変化します。こうしたことを考慮しても、おりものの量が異常に多いと感じたり、悪臭が気になる場合は、性感染症や子宮の病気のサインかもしれません。一度、婦人科を受診することをおすすめします。
おりものによる不快感を防ぐためには、日頃から清潔を心がけることが大切です。下着は通気性のよいものにし、おりものが多いときはこまめに取り替えましょう。自分に合ったおりもの専用シートを使い、こまめに取り替えるのもよいでしょう。清潔を保とうとして膣を洗いすぎたり、膣を石けんで洗うのはよくないため、ご注意を。

月経周期によるおりものの変化
月経直後 さらりとした状態で、量は少なめ。
排卵前 ドロっとした状態で、量はピークに。
排卵後 白いノリのような状態で、量は減る。
月経前 量がやや増えて、においが強くなる。
年齢によるおりものの変化
10代〜 女性ホルモンの分泌が不安定なため、おりものの量は増えたり、減ったり。
20代〜 女性ホルモンの分泌がピークを迎え、おりものの量が増える。
30代半ば〜 量は多いが、新陳代謝が衰えてくるため、においが強くなる傾向に。
更年期〜 女性ホルモンの減少にともない、徐々におりものの量が減っていく。

おりものの状態
その他の症状
疑われる状態
白くて、酒粕のようにボロボロしている 外陰部のかゆみ カンジダ膣炎
黄色か緑っぽい色で、泡状。悪臭がすることも 外陰部のかゆみ 膣トリコモナス症
白もしくは黄色っぽい色で、ウミ状であることも 腰痛や下腹部痛、発熱 性器クラミジア感染症、淋菌感染症、骨盤腹膜炎など
赤褐色や茶褐色。赤いことも 性交や運動のあとに血液が混ざる。不正出血 子宮頸管ポリープ、子宮頸がん
茶褐色、赤色、液状で量が多い 不正出血、下腹部痛 子宮内膜炎、子宮体がん
参考:からだのことがよくわかる「女性の医学」 監修:石河亜紀子ほか 池田書店
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